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【イタリア観光!】路地をうろうろ、歩き廻り「ローマ中編(バチカン市国)」!

◆ ローマ2日目は、「バチカン市国!」を中心にじっくりと味わう♪

 

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サンピエトロ広場。立つだけで重みを感じます。

バチカン市国の見学には、かなりの時間を要します。じっくりと作戦を立てて廻ることをお勧めします。

今回はテルミニ駅から地下鉄を利用。ガイドブック等では、サンピエトロ広場や大聖堂を先に観た方がよいとあることが多いのですが、なんといってもバチカン宮殿(博物館)は長蛇の列となること必須。そのため、長蛇の列になる前の朝一を狙って、一挙に博物館を目指しました。そのため、利用駅はチプロ駅。オッタビアーノ駅よりは、少し博物館に近いです。大通りを抜けて、博物館を目指します。…すると、やはり入場数十分前には到着できたからか、まだ長蛇の列はなく、とりあえず並ばずに見学できました!おススメです。

1.世界遺産「バチカン宮殿(博物館)」

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バチカン博物館の城壁出口

歴代のローマ法王が集めてきた美術品の数々が展示されておりますが、その部屋数もその広さもかなりのもの。しっかりと見た場合でも、1週間以上は必要とも言われていることからも、前準備が必要。

このバチカン宮殿は、14世紀に法王の住居となった場所で、20以上の部屋に分かれており、法王庁をはじめ、法王住居の他、美術館、絵画館、図書館、博物館と広大な敷地です。博物館で、見逃せないのが、やはりコンクラーヴェと呼ばれる最高教皇選挙が行われる「システィーナ礼拝堂」、「ラッファエルの間」、「絵画館」でしょうか。その他にも本当に素晴らしい美術品であふれているので、その豪華さでため息と、終盤になるとややどろどろに疲れながらも、2階から1階におりて、メインの「システィーナ礼拝堂」で声を失うような体験をします。

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すべての場所が豪華なバチカン宮殿

ミケランジェロ、ラッファエロ、ダビンチ、ベルニーニ等など、次々と名画や彫刻を観ることができる贅沢な博物館です。その中でも、やはりシスティーナ礼拝堂の奥の壁面にある「最後の審判」は、その精密さと様々な人間界の善悪、社会、宗教が表現されていて、今の時代でも通じるものがあります。天井の「アダムの創造」にも目を奪われ、どうしたら、あの高い天井に絵を描けるのか???と超素人っぽい質問をしたくなりますが、声を失うこと間違いなし!です。この博物館に行く前には、ぜひ下記の情報も見ておくと、より深くシスティーナ礼拝堂を知ることができます。おススメです!

● システィーナ礼拝堂 5年かけてデジタル画像に
  https://www.youtube.com/watch?v=qqe7O1s37lg

● TED エリザベス・レヴ 誰も聞いたことのない、システィーナ礼拝堂の物語
  http://digitalcast.jp/v/24061/

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最後にはミケランジェロが設計したと言われる、螺旋階段をおりていく

【バチカン宮殿(博物館)】

住所:    Viale Vaticano 100
電話:    06-6988-4676
開館時間:  9:00~16:00 (毎月最終日曜日は、9:00~12:30)
休日:    基本毎週日曜日(ただし、毎月最終日曜日は無料)
       1月1日、1月6日、2月11日、復活祭及び復活祭翌日、5月1日、6月29日
       8月14、15日、11月1日、12月8日、12月25、26日、他宗教祭日
料金:    17ユーロ

2.カソリックの総本山「サン・ピエトロ大聖堂」

こちらは、聖ペテロのお墓の上に建てられていると言われている大聖堂。キリスト教会では、世界最大の教会建築で、当時の第一級の建築家たちが携わってきた教会。その厳かさは外見だけではなく、内部装飾も本当に威厳と豪華さで溢れ、聖堂の中の聖堂と呼ばれています。

内部に入って、すぐ右側には、ミケランジェロによる「サンピエトロのピエタ」があります。

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ミケランジェロによるピエタ。その美しさに心打たれます。

「・・・う、美しい」

 

と思わず声を上げてしまいます。暗い教会内部の右廊の中、白く輝いて見えるのです。実は、このミケランジェロが生前に制作したピエタは4体あり、その中でもこの「サン・ピエトロのピエタ」だけが完成形と言われています。現在はガラス超しに見ることができるのですが、ガラスが全くに気にならない程の美しさに心打たれることに間違いありません!

そして、教会奥に進むにつれて、荘厳なプロンズの天蓋が見えてきます。こちらの天蓋は、ベルニーニによるもの。この下には「聖ペテロ」のお墓があると言われています。ねじりのような特徴のある柱に目を奪われます。その先からは礼拝堂となっており、お祈りをする人のみ、入ることができます。

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教会内部とベルニーニによる天蓋

その上部の大クーポラは、ミケランジェロによるもの。荘厳さとカソリック総本山。心打たれることでしょう。

大クーポラへのエレベーターの入り口は、大聖堂の入口外の右側になります。実はエレベーターを降りてからも、なんと320段!と言われる階段を上ってテラスにあがります。体力に自信のある方はぜひ!

【サン・ピエトロ大聖堂】

住所:    Piazza San Pietro
電話:    06-6988-3731
開館時間:  4月1日~9月30日: 7:00~19:00
       10月1日~3月31日: 7:00~18:30
休日:    1月1日、1月6日
料金:    クーポラと屋上に幾倍には、エレベータ:10ユーロ、階段:8ユーロ

3.聖人に見守られている広場「サン・ピエトロ広場」

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ベルニーニによるデザインの広場。上部には140人の聖人像が。

この広場は、半円形の回廊になっている広場。ベルニーニによるデザインと言われ、280本以上の柱で支えられています。その上部には、140人の聖人像。そして中央には、40年!にエジプト!から運ばれたオベリスクが建っており、これまた、重みを感じる広場です。

ただ、市民の憩いの場、という感じでもあって、多くの市民が噴水やオベリスクの周りで余暇を楽しんでいて、イタリアやバチカンの人々がこの広場を愛しているのだな、とも感じる広場です。バチカン博物館や教会内部を見て、少し疲れた自分を癒してあげるにもよい場所です。

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太陽の時間帯によっては、非常に幻想的

【サン・ピエトロ広場】

住所:    Piazza San Pietro
電話:    06-6988-3731
料金:    クーポラと屋上に幾倍には、エレベータ:10ユーロ、階段:8ユーロ

4.ローマ市街地を見渡す絶好のポイント!「サンタンジェロ城」

サンタンジェロ城のテラスからの風景は、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラをはじめ、サンタンジェロ橋の上の天使像等を見るには絶好の場所。そもそもは、135年にハドリアヌス帝が廟として建設したのが始まりで、行こう、ローマ皇帝のお墓となったよう。現在は、国立博物館になっていて、数々のイベント等も開催されています。

名前の由来も、ローマにペストが蔓延した頃に、この城の上部に天使が現れ、剣で疫病を打ったという伝説から。橋の上の天使像もベルニーニ作成のコピーであるが、見ごたえは十分。この橋を渡ると、ナヴォーナ広場までもう少し!

【サンタンジェロ城】

住所:    Lungotevere Castello 50
電話:    06-681ー1111
開館時間:  9:00~19:30
休日:    1月1日、12月25日
料金:    10ユーロ