旅ぶら♪

世界の都市の観光に役立つ情報を発信しています

【イタリア観光!】路地をうろうろ、歩き廻り「ローマ前編(コロッセウム、フォロ・ロマーノ、カピトリーニ美術館)」!

◆フィレンツェ、ピサから、特急電車で「ローマ」の玄関口「テルミニ駅」へ!

 今回滞在したのは、テルミニ駅から約10分ほど歩いた先にある、アパートメント。近くにはスーパーマーケットもあり、かなり広い部屋で3つのベットも設置されているアパート。最近はこういった、ホテルではなくアパートメントも安く提供されており、短い滞在にも対応していることが多いので、状況によって選ぶと自由な時間を過ごせます。

 そのアパートメントからは、コロッセオやフォロ・ロマーノ、カビトリーニ美術館も近く、十分に歩いて行ける距離でした!

 最初はやはり、コロッセオに向かいました!朝一でいくと比較的空いています。特に入場料売り場や、入場するために長蛇の列に並ばないといけないことも多いのが、この地区の特徴。最近では、フォロ・ロマーノも長蛇の列になっていることが多く(数年前にはいつでもサラッと入場できていたのに…)、うまい具合に長蛇の列を避けた方がいいでしょう。そのためには、やはり、通常の観光コースとは逆を行くことをお勧めします!

1・コロッセオ

f:id:Jackie25:20190915144758j:plain

ローマの遺跡群は本当に見ごたえたっぷり♪

 ここを訪れる前に、見ておきたい映画は、あの素敵なラッセル・クロウ主演の「グラディエーター」と、当時のイメージが沸く「ローマ帝国の滅亡」や「ベン・ハー」でしょうか。このあたりを見ておくと、コロッセウムに立った時にそのイメージが膨らみ、より一層臨場感を感じることができるでしょう。

 イタリア各地には、コロッセウムような円形闘技場の遺跡は比較的多く、あちこちで発掘されているようですが、当時は5万人も収容できたという、この巨大な闘技場はやはりローマのコロセウムが一番です。また、地下の牢屋や動物の檻の後もつぶさに見ることができて、全体像が見れること間違いなし!です。

f:id:Jackie25:20190915144922j:plain

コロッセウム内部の様子

 このコロッセウム、80年に完成したものらしいですが、石組みや各部屋や観客席の作り方等、古代の人間の知恵というのか、器用さ、緻密さには驚かされます!

 ぜひ、足を運んでみてくださいね!また、ガイドさんなしでも十分にみることはできますが、ガイドさんが付くことによって、一般観光客が足を踏み入ることができない、最上階のテラスや床板部分に入ることもできます!また、第一日目は無料デイ♪ただ、早めに行ってくださいね!

【コロッセウム】

住所: Piazza del colosseo
電話: 06-3996-7700
休日: 1月1日、12月25日
料金: 12ユーロ(フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘との共通券2日間有効)
開場: 朝は8:30~(10月~2月15日:16:30まで、2月16日~3月15日:17:00まで、3月16日~3月最終土曜日:18:30まで、3月最終日曜日~8月末日:19:00まで)

 

2.フォロ・ロマーノ

 コロッセオの横に立つ、コンスタンティヌス帝の凱旋門で、記念写真を撮りながら進むと、そのまま「フォロ・ロマーノ」の入り口(コロッセウム側出入口)。少々列を並んで中に入ります。

f:id:Jackie25:20190915145056j:plain

コロッセウム内部から、凱旋門が見えます!

 今も使う「フォーラム」という言葉の語源でもあるこの「フォロ・ロマーノ」大遺跡群が長さ、約1km続く、非常に壮大な遺跡群です。コロッセウムから入ると、このフォロ・ロマーノを抜けるとすぐに、ヴェネツィア広場ですので、ここは一挙にこの3大名所を抑えたいところ。

 紀元前約200年頃に建造されたものが中心で、当時の市民の生活の中心とのこと。ただ隣接する「パラティーノの丘」もあり、市民というか、どっちかというと、今の東京丸の内的でしょうかね、高級住宅地でお金持ちと高官と議論の中心ですね。

f:id:Jackie25:20190915145637j:plain

当時の「聖なる道」が続く

 コロッセオ側から入場すると、見えてくるのは、ローマに現存する最古といわれる「ティトゥス帝の凱旋門(Arco di Tito)」。その左側に続く緩やかな坂を上ると「パラティーノの丘」多くの皇帝たちが宮殿を建設したり、公邸として使われた「アクグストゥス宮殿(ドムス・フラビア)」が見えてきて、2000年もたった今、その当時の皇帝や高官たちの生活を感じることができます。

 こちらの丘もなかなかの広さ。十分な時間と夏は暑さ対応、雨季には雨対応をしっかりしていってくださいね。

 フォロ・ロマーノに戻り、前に向かって進んでいくと、当時、宗教的儀式や凱旋の際に使ったとされる「聖なる道」に出ます。そこを進むと両側には、立派な「セヴェルスの凱旋門」やクリスマス風習ともなったといわれる、農業の神「サトゥルヌスの神殿」、ローマの普段の火を司っていた火の神「ヴェスタの神殿」やその家が次々と現れます。遺跡好きな方は、じっくりみると「フォロ・ロマーノ」だけでも軽く3時間は使ってしまうでしょう。そして、ローマ共和制時代の政治の最高機関である「元老院(Culia)」がレンガ作りの4階建て(!)が見えてきます。・・・にしても、2000年も前にこんな4階建てを建てて、コロッセウムのような大競技場を作り、水道橋まである「ローマ」。本当に恐るべし・・・。

f:id:Jackie25:20190915145258j:plain

フォロ・ロマーノ全景!

 最後に見えてくる、円柱の「エミリアのバジリカ」紀元前179年に建てられた、ローマの金融の中心地。その裏の出入口から抜けると、すぐに、世界最古の美術館「カピトリーニ美術館」に続きます。

 フォロ・ロマーノ内部は、遮光もなく広場的です。日よけ、暑さ・雨対策は十分にされることをお勧めします。

f:id:Jackie25:20190915145333j:plain

フォロ・ロマーノの裏には「カピトリーニ美術館」

【フォロ・ロマーノとパレンティーノの丘】

場所: Via della Salara Vecchia 
電話: 06-3996-7700
料金: 12ユーロ(コロッセウム、パラティーノの丘との共通券2日間有効)
休日: 12月25日
開場: 朝は8:30~(10月~2月15日:16:30まで、2月16日~3月15日:17:00まで、3月16日~3月最終土曜日:18:30まで、3月最終日曜日~8月末日:19:00まで)  1月1日、6月2日、12月24、25日は時間短縮のため、前もって確認を!

 

3.世界最古の美術館!「カピトリーニ美術館」

 この世界最古の美術館は、1471年に創設。
 ローマ建国の祖ロムルスとその双子の弟レムスが狼の乳を飲む「カピトリーノの雌狼」や、日本の昔のアニメの主人公「ネロ」が愛した「ルーヴェンス」の「ロムルスとレムス」、「コンタンティヌス帝の頭部(ブロンズ像)」等、本当に様々な一流美術品が設置されています。

 また、美術品だけではなく、内部のタプラリウムからは「フォロ・ロマーノ」が一望できます。どうやら、地下からは隣接している市庁舎とつながっていて、市庁舎と美術館がつながっているなんて、世界でも「カピトリーニ美術館」だけではないでしょうか。とても、お洒落な発想ですね。

 ・・・にしましても、ローマ彫刻は本当に皆、きれいでハンサム。そして、ムキムキ。うーん、現代ではなかなかお会いできない、目の保養にも十分になりました。

f:id:Jackie25:20190915145730j:plain

街のあちこちに、ローマ彫刻をみることができます

【カピトリーニ美術館】

場所: Pizza del Campidogtio 1 
電話: 06-0608
料金: 11.50ユーロ(特別展がある時は、15~16ユーロ)
休日: 毎週月曜日、5月1日、12月25日
開場: 朝は9:30~19:30(12月24、25日は時間短縮のため、14:00)