ミラノの空港「マルペンサ空港」 空港からミラノ中央駅には、空港出口からすぐに乗れるプルマンと呼ばれるバスが便利。中央駅までは約1時間。数社が運行していて、8~10ユーロで乗れます。空港内のチケット売り場でもチケットを購入できるようですが、バスの近くで直接購入することも可能です。空港出口をでて左の方に停車しているバスで「中央駅行き」を確認すればOK。逆に、中央駅から空港行きも場合も同じように、バスの到着場所にいけば、数社のバスが停車しているので、その係員か、バス乗り場近くのテント販売所でも購入可。
ミラノのよいところは、主な名所はミラノ広場周辺に集中していること。地下鉄の「ドォーモ」駅で下車して、階段を上ると、いきなり、どどーーーん!とミラノの中心のドォーモが現れ、その脇には、お洒落なアーケードのガッレリアが。その中を抜けて道なりに行くと、右手には、レオナルド・ダビンチの像を中心とした広場があり、その向かいにイタリアのオペラの殿堂「スカラ座」が。この周辺の路地も非常に魅力的で、大人な空間を醸し出しています。小さなお店も多いですが、洗練されたお店が多く、目も心も楽しませてくれます。
ドォーモ(大聖堂)は、内部見学もできますし、エレベーターを使って屋上テラスに行くこともできます。ただ、チケット購入でかなり並びます。(でも、今回はシーズンオフなので少ない方でした)大聖堂わきに、数か所の販売所があり、なるべく人がいないところを選んでチケットを購入してくださいね。トイレなども併設されており、便利は便利です。
このドォーモ。外部からみてもその大きさにかなり圧倒されますが、内部もかなり広いのです。天井までが高く、多くのステンドグラスを見ることができます。さすが、荘厳なるゴシック建築の傑作と言われるだけの建築物です。圧巻の一言です!屋上テラスもですが、ぜひ内部にも足を運んでみてくださいね。
さて、ミラノの世界遺産と言えば、レオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」。今度はそれを見るために、再度地下鉄で移動。ノルド駅で下車し、看板を頼りに10分程歩いた場所に「サンタ・マリア・デッレ・グラティエ教会」があります。ドォーモを見た後ですと、少し可愛らしく見える、レンガの教会が見えてきます。この最後の晩餐は、教会の修道院の食堂の壁にそのまま描かれているのです。その壁一面に、当時では一般的だったフレスコ画とは違った手法で描かれているようで、修復も多い上、現在も特別に保存されています。
この最後の晩餐の絵を見るためには、本当は日本で予約をしてから、、、のようだったのですが、シーズンオフということもあり、どうにか当日チケットを購入することができました。教会を正面にみて、左手前の道路脇に、チケットセンターがあります。そこでチケット購入と教会(正確には元修道院の建物)に入るための時間を知らされます(すぐに入るのはほぼ無理なようで、また1回に入れる数を制限しています)。その時間前に、教会の左にある別館の建物の前で待つことになります。空調等が設置された特別保護の中を見る、最後の晩餐の絵は、何かを語りかけてくれるような感覚になります。他にも数点の絵画を見ることができます。ミラノに行かれましたら、時間を作ってでもこの最後の晩餐は見てくださいね。当時の空気を感じることができます!
その他にも、レオナルド・ダ・ビンチ記念国立科学博物館も、科学が好きでないかたでも楽しめる博物館でした。ダ・ビンチが本当に様々なものを作ってきたことがわかり、どこからこのアイデアが???となること間違いなしです!